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コラム
2024.05.28

会社員時代と何が変わった?自営業ママの1日のスケジュールとは?

大学卒業後、10年ほど会社員勤務をしていましたが、出産を機に、子ども向けの習い事教室を開校した私。自営業となり、仕事内容・責任範囲・決定スピード・マインド面など、多くのことが変わりましたが、その中でも、特に変わったと感じていることを3つほどご紹介させていただきます。
また、その一つに挙げている【時間の使い方】について、今回は1日の具体的なスケジュールを交えつつ、お話できたらと思います。

1. 会社員と自営業でこんなに違う!?と感じていること3選

自営業となり、会社員時代と異なると感じることは多々ありますが、その中でも私にとって特にインパクトが大きかったことを3つほど、ご紹介させていただきます。

(1)決定までのスピード感

会社員時代は大きな会社ということもありましたが、提案書は上長承認までに複数回の修正、その後、広告審査やら予算取りやら、イベント立案~実行まで数か月に及ぶことが少なくありませんでした。もちろん会社ですので、私の単純なやりたいという想いだけでは、進めませんし、とりあえずやってみるというスタンスでは、周りを納得させることはできません。

 

一方、自営業になってからは、極端な話、思い立った当日にでも実行が可能です。まずはやってみよう!ですぐに動けるようになった面は、自身の行動量の増加に大きく影響していますし、失敗してもいい、都度改善していこう、という完璧マインド⇒修正マインドへ変化したことは、とても大きかったと感じています。

 



(2)マインドセットの重要性

会社員時代は、愚痴をこぼしつつも、仕事で結果を出すこと・頑張ることが社会人として当たり前だと思っていましたし、「仕事の報酬は仕事」というやや体育会系の意識で(?)、夜な夜な仕事をすることも少なくありませんでした。

 

一方、子どもが産まれてからは、同僚が遅くまで仕事をする姿を尻目に、時短で帰ることに引け目を感じていましたし、繁忙期で残業する際は、帰宅して子どもの寝顔を見るたびに、申し訳なさを感じることも。それでも当時の私は、「仕事は大変で当たり前」「楽しさなんて求めるのは贅沢」と思っていました。今振り返ってみると、仕事に対して、「やらなくてはいけないもの」「まだ終わらない…」「周りに申し訳ない…」など、【精神的な暗さ・重さ】がしっかりくっついていたイメージです。

 

しかし起業をした今、もちろん大変なこともありますが、自分でハンドリングすることが増えたことで、自己犠牲の感覚が減るとともに、不要な作業等を減らすことで、徐々に心に「軽さ」が生まれました。その余白に自分のやりたいことを追加することで「楽しさ・明るさ」も増えたと思います。加えて、周りからの評価の目が少なくなった(あまり気にしなくなった)こともあるのだと思いますが、仕事でも「自然体」でいられる時間がとても増えました。こうした明るく・軽いマインドセットが、当教室の空気感・顧客満足度そして生徒数(売上)にも影響しているのだと感じています。

(3)時間の使い方の柔軟性 

時間の使い方…これこそが会社員時代から最も変わったと感じる点です。

 

起業をし、主に午前中は自由にスケジュール設計が出来るようになったことで、物理的な時間だけではなく、精神的な心のゆとりも生まれました。特に子どもを出産してからは、急な発熱への対応、子どもが持ち帰ってくるプリントのチェック(記入・返却)、習い事の調整など…いわゆる「名もなき家事」だけでも時間は奪われていきます。時間のなさが、イライラや焦りなどの負の感情をうむことが少なくないため、子育てや仕事の状況に応じ、時間の使い方を柔軟に設定できるようになったことはとてもありがたい一面です。

 

一方で、会社員時代のような時短勤務が使えなくなった今、午後のレッスン指導~帰宅~子どもの寝かしつけまでは、本当にバタバタ。理想の時間の使い方にはまだ至っていませんが、それでも以前より自由に活用できる時間、柔軟に使える時間が増えた面は私だけではなく、家族にとってもプラスに働いていると感じています。

 



2.自営業ママの1日の具体的スケジュール

では、この「時間の使い方」について、あくまで私の仕事の場合にはなりますが、具体的な平日のスケジュールを書いてみたいと思います。

 

会社員時代と何が変わった?自営業ママの1日のスケジュールとは?

 

会社員時代と異なる点は、午後のレッスンというルーティンは持ちつつも、自由時間が複数細切れであり、仕事の忙しさや自身の体調に応じて、その自由時間を柔軟に設計できる点です。とはいえ、前述のとおり、会社員時代と異なり時短勤務が使えなくなりましたし、検定試験やイベント等で土日に仕事が入ることもあります。一長一短があり、結局は自分がどういう時間の使い方なら納得がいくのか、満足度が高いのか、自分自身で考え、微調整していくことが大切だと感じています。

 

会社員時代と何が変わった?自営業ママの1日のスケジュールとは?

 

会社員時代も子ども達が起きるまでの15分に起業について調べたり、出勤までの30分を会社近くのカフェで過ごしたりしていました。子どもにアニメやYoutubeを見せる時間だけは自分も自己研鑽する!と決めてもいいと思います。少しの自分時間が心のゆとりに繋がったり、自分(家族)にとって大切なことに気づくきっかけにもなったりすると思っています。

3.まとめ

今回、私が起業して会社員時代と大きく変わったこと、及び具体的な平日のスケジュールについて、ご紹介させていただきました。出産・育児等を通じて、社会人当初とは価値観も求めるものもだいぶ変わりながら、今に至っています。まだまだ理想の生活・時間の使い方までは道のりがありますが、一歩一歩具体化しながら、これからも小さな行動を積み重ねていけたらと思っています。

 



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この記事を書いたのは

中澤 嘉都美なかざわ かつみ

都内で子ども向けのそろばん教室を経営、今年6年目となる現在、150名程の生徒が在籍する。

大学卒業後は大手通信会社に総合職にて就職し、支店営業職~本社企画職など、幅広い業務に従事した後、第1子を出産。育休中に、今後のキャリアを見つめ直すことで、入社10年目にして退職を決断、現在のそろばん教室開校に至る。

プライベートでは、2児のママであり、日々、息子たちの育児に奮闘しつつも、週4日出勤で、仕事と育児の両立を図っている。

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