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INTERVIEW

【後編】ベビーシッターを利用することが当たり前の世の中に(保育士からベビーシッターへ)

INTERVIEW

【後編】ベビーシッターを利用することが当たり前の世の中に(保育士からベビーシッターへ)
2023.03.20

【後編】ベビーシッターを利用することが当たり前の世の中に(保育士からベビーシッターへ)

日本では、「ベビーシッターは一部のお金持ち向けのサービスでしょう?」、「ベビーシッターの利用料は高いのでは?」と思われがちですが、実はベビーシッターを利用する際には、さまざまな助成制度や割引があります。

インタビュー後半では、保育士からベビーシッターとして起業された中村さんに、ベビーシッターの利用時に使える制度や、ママやパパたちに向けたメッセージをお聞きします。

 

――初めに。冒頭で紹介した育児中の家庭を支援するサービスとして、ベビーシッターの利用時に使える割引や助成制度について代表的なものを簡単にご紹介します。お住まいの都道府県や市区町村によって様々な制度がありますので、ご確認ください。

 

企業主導型内閣府ベビーシッター利用支援事業(内閣府ベビーシッター割引券)

国が助成する事業で、仕事などを理由にベビーシッターを依頼した時に使える割引券。

対象のお子さま1名につき1回最大4,400円1家庭につき1か月で最大52,800円の割引

 

東京都ベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)

東京都が支援する事業で、待機児童となったお子さまがいるご家庭が対象の制度。

東京都内の対象地域にお住まいのお子さま1名につき、1日 8 時間/月 160 時間もしくは1日11時間/月220時間まで 1時間 150 円で利用可能。

 

東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)

東京都が支援する事業で、日常生活上の突発的な事情等により一時的に保育が必要となった場合、利用可能。

東京都内の対象地域にお住まいのお子さま1名につき、ベビーシッターの利用料が1時間2,500円~3,500円割引。年間144時間まで利用可能。

 

民間の福利厚生サービス

企業で加入している福利厚生サービスを利用することでベビーシッター利用料が割引。

一般的に、1時間あたり300円~1,500円程度の補助。

 

※詳細は各ホームページをご確認ください。

 

 

――私もここで紹介した助成や割引を使って中村さんにベビーシッターをお願いしており、経済的な負担が少なく利用できています。こういった制度について中村さんはどのようにお考えですか?

 

(中村さん)こういった制度は近年、大きく広がってきましたよね。とても良い流れだと思います。男女平等の社会や女性の社会進出に伴い、働くママは日本全国にいます。全国的にこういった流れがもっと活発になって、海外のようにベビーシッターを利用するのが当たり前になってほしいです。利用できる限度時間の上限拡充など、ママやパパをサポートする制度がどんどん良くなり、認知もされていって欲しいですね。

 

また、福利厚生制度は会社勤めの人が対象なので、個人事業主やフリーランスという働き方を選択されている人にも同様のケアがあると良いと思います。

【後編】ベビーシッターを利用することが当たり前の世の中に(保育士からベビーシッターへ)

ベビーシッター中の中村さん

 

――おっしゃる通りですね。ところで、中村さんは法人でベビーシッターの会社を起業されていますが、きっかけは何かあったのですか?

 

(中村さん)ベビーシッターの多くは個人事業主のようですが、最近は法人として起業する人も増えてきているようです。私が法人で起業したきっかけは、冒頭で紹介のあった民間の福利厚生サービスと法人契約をするためです。

そうすることで、企業で働くお客さまが会社の福利厚生サービスを利用して経済的な負担が少なくベビーシッターを利用できるようになります。

 

法人と聞くと、会社を大きくして経営者としてバリバリ働くイメージがあるかもしれませんが、私は子供が好きなので、今後もベビーシッターのお仕事に専念していきたいと思っています。

 

 

――そろそろ終盤になってきました。中村さんからママやパパに向けたメッセージをいただけますか?

 

(中村さん)ベビーシッターや保育士の仕事を通じて、たくさんのご家庭を見てきて思ったのは、子育てに正解はないこと。そして、真面目で責任感のある人ほど育児で悩んでいる傾向があるように感じています。「ちゃんとしよう」と思うと、自分を追い込んでしまい終わりがなくなってしまいます。頑張りすぎないことも大切です。

 

他にも、働く女性がふえている今、専業主婦の人は「私は専業主婦だから、家事や育児は私の役目で頑張らないといけない」と自分を追いつめてしまうことがあるようです。どんな立場であっても子育ては大変です。肩の力を抜いて、おひとりで頑張りすぎず周りに頼ることも大切です。困ったことがあれば、ご家族やご友人、公的な機関や私たちベビーシッターにも頼ってくださいね。

 

 

――ベビーシッターのお仕事に興味がある方へのメッセージもありますか?

 

(中村さん)保育士も足りていないと言われていますが、ベビーシッターも足りていない状況です。ベビーシッターの会社に勤めていたとき、ベビーシッターを必要としているお客さまがいても、予約が取れるベビーシッターがおらず、何度もお申込みをお断りしていたときがありました。需要が多いのに供給が追い付いていない状況でしたので、もっとベビーシッターが増えたらいいなと思っています。

 

また、ご家庭によって育児の方針やニーズが異なります。相手の立場に寄り添った支援をするという気持ちを持つことが、ベビーシッターのお仕事でとても大切なことだと思います。

 

 

――最後になりますが、中村さんの今後の展望についてお聞かせください。

 

(中村さん)今後は医療の知識を身につけたいと思っています。保育中に万が一、子供がケガや事故にあったときにもベビーシッターができる範囲で対処できるようにしたいからです。保育園では困ったことがあると同僚の保育士や看護師に相談ができましたが、今は1人で仕事をしているので、保育中の万が一に備えたり、お客さまから質問をされたときに、お答えできるような知識を身につけたいと思っています。今後もその時代に合った保育について学び続け、正しい知識を持って保護者の方の気持ちを理解し、保育サービスを提供することで、ほっと安心できるような存在になりたいです。

 

また、東京に来てから1、2年はお仕事をメインに生活をしてきたので、今は心身ともに元気で穏やかに働きたいと思っています。ワークライフバランスを大切に、お客さまも自分自身もHAPPYでいられるようなベビーシッターでありたいです。

 

 

――全てのママやパパが笑顔で子育てをできる世の中になると良いですよね。

中村さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

 

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この記事を書いたのは

松田 梓まつだ あずさ

ファイナンシャルプランナー。

Riche編集長。

 

大学卒業後、大手通信会社へ総合職として入社し、広報・PRに従事。その後、大手生命保険会社を経て、2019年にファイナンシャルプランナー(以下、FP)として独立。これまで200人以上のお客様の家計相談や資産運用のアドバイスを行う。金融機関での業務経験と広報・PRの経験を活かし、お金に関する記事執筆も多数行っている。

 

2012年から趣味の株式投資を開始。「FPとして難しい資産運用を分かりやすく、楽しく情報発信したい」と2016年に始めた資産運用をテーマにしたブログが人気となり、お金の情報発信により女性のお金の不安を払拭するため、株式投資の売却益を資本金に会社を設立。女性のお金とキャリアをテーマにしたWEBメディア「Riche」を運営。

 

プライベートでは子育てを日々楽しんでいます。

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