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資産運用
2024.04.09

初心者のための会社四季報の読み方ガイド~初心者に贈る投資成功の秘訣~

「会社四季報」手に取ったことはありますか?四季報は日本の企業に関する貴重な情報源ですが、初めて目にする人にとっては複雑に見えるかもしれません。投資家のバイブルとも呼ばれ、多くの人に親しまれ長く愛読されている会社四季報。この記事では、初心者向けに会社四季報の基本的な読み方について紹介します。

1. 会社四季報とは?

「会社四季報」とは、日本の上場企業約4,000社の情報が載っている情報誌です。日本の全上場企業の特徴や、財務、業績予測、株主、役員などの情報をまとめたもので、多くの株式投資家が会社四季報を愛読しており、「株式投資の三種の神器」とも称されています。そのため、会社四季報を読めるようになることが株式投資の入り口となる、とも言えるでしょう。

 

会社四季報を購入するメリットの一つは、国内のすべての株の情報が網羅されているため、知らなかった銘柄を見つけることができる点です。業界全体を網羅的に見ることが出来るので、自分が気付いていないようなお宝銘柄を発見することも出来るかもしれません。証券会社のアプリやウェブでも四季報情報を閲覧することが可能ですが、一度も手にしたことがない人は、是非紙ベースでの会社四季報を購入してみて下さい。小さな文字で所狭しと詰め込まれた会社情報。気になる会社に付箋を貼っていく作業は大変ですが、見終わった後は達成感を味わうことが出来ると同時に、見る前よりも確実に相場観が養われることに気付くはずです。会社四季報は、年に4回発行され、1冊3,000円以下で手に入れることができます。

 



2. 何が書いてあるの?

では、会社四季報には具体的にどのような情報が載っているのでしょうか。主となる4つの項目と意味をみていきましょう。

・基本情報

この項目には、企業の基本的な情報が載っています。会社の役員構成や事業内容などが記載されており、企業の背景や組織構造を理解するのに役立ちます。投資家はここから企業の経営陣や事業の方向性を把握し、投資判断の基準とします。

 

・財務データ

企業の財務情報が詳細に掲載されています。収益、利益、資産、負債などの数値が示されており、企業の経済的健全性や安定性を分析するための重要な情報源です。投資家はここで企業の財務状況を評価し、将来の収益性や成長性を予測します。

 

・業績データ

企業の過去の業績や将来の見通しに関する情報が含まれています。売上高や利益率、成長率などの指標が提示され、企業の業績を客観的に評価するのに役立ちます。投資家はここで企業の成長性や競争力を分析し、投資戦略を策定します。

 

・チャート(株価推移)

価格が時間の経過とともにどのように変動しているかを視覚的に表現したものです。横軸には時間が、縦軸には価格が表示されます。投資家や分析者は、過去の相場の動きを分析し、将来の価格変動を予測するための情報を得ることができます。

3. 読み方のポイント

会社四季報は2000ページ以上あるため、初めて手に取る人が会社四季報をじっくりと読むことはとてもハードルが高いです。時間がかかるだけでなく、途中で断念してしまうかもしれません。そのため、まずはポイントを決めてサラッと読んでみることをおすすめします。サラッと読む際の最初のポイントは、「チャートをみる」ことです。

 

対象銘柄の値動きを確認することは基本と言えるでしょう。右肩上がりのチャートであれば、株価が伸びていますし、右肩下がりであれば低迷中、とパっと見て判断することが出来ます。次に業績、PER、主力事業あたりを順に確認していきましょう。確認する順番を決めておき、自分の基準に満たない銘柄はそれ以上深追いせず、どんどん次の銘柄を確認していきます。会社四季報に記載されている銘柄は約4,000社あるので、1社あたり5秒でもかかる時間は5時間以上。さくさく進めていきましょう。「いいな」と思える銘柄は、あとで見返せるように付箋を貼っておくことを忘れずに。

 

主なチェックポイント

・チャート(どんな形をしているか)

・業績(売上高は毎年順調に伸びているか)

・PER株価収益率(同業種と比較して低いか)

・主力事業(成長可能性があるか)

 

上記のポイントはあくまで目安です。繰り返すうちに自分の基準を持っていけるといいですね。チェック項目数を多くするとその分付箋を貼る銘柄が減り、あとで見返す際も楽になりますが、チェックが大変です。まずは全てチェック出来るだけのポイントに絞って確認していくといいかもしれません。

 



4. 他の情報源とも比較しよう

会社四季報はあくまで約4,000社ある会社の中から投資先候補を決めるための手段の一つです。自身のチェック項目をクリアした銘柄の中から実際に投資する前に、他の情報源とも比較するようにしましょう。比較検討することは、株式投資において非常に重要です。なぜなら、個々の情報源にはそれぞれのバイアスや限界があり、単一の情報源だけに頼ることは十分な情報を得ることができないからです。

 

異なる情報源は違ったデータ収集方法や分析手法を用いており、その結果、得られる情報が変化することがあります。たとえば、会社四季報が提供する財務情報と、企業の公式発表資料などが提供する情報は、データの収集元や収集期間が異なる場合があります。そのため、複数の情報源から得られた情報を比較することで、情報の信頼性や客観性を確認することができます。複数の情報を総合することで、より広範囲かつ多角的に判断をすることができます。

5. まとめ

会社四季報は、会社四季報は、初心者からベテランまで幅広い投資家に利用される情報誌です。発売日には四季報情報を見て買いが殺到する銘柄もあり、使いこなせると投資判断に大いに役立つでしょう。

 

新NISAがスタートし、日経平均株価も最高値を更新した今、株式投資の注目度は一段と高まっています。ネット上には様々な情報が溢れており、信ぴょう性のないものも散見されます。そのような情報に流されないように、大切な資金は「投機」ではなく、「投資」をしていきましょう。

 



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この記事を書いたのは

竹下 仁美たけした ひとみ

銀行にて1000名以上の富裕層の資産管理・運用・相続対策業務に従事。現在は夫の会社の資金管理・経理全般に加え、住宅・不動産業務にも携わる。親しみやすさ、ひとり一人に合わせた専門的な助言を心掛けています。

千葉県出身。立命館大学卒業。子供3人(+愛犬も1匹)
得意分野「住宅ローン」「家計管理」「保険」「子育て」
保有資格「ファイナンシャルプランナー」「宅地建物取引士」「日商簿記」「整理収納アドバイザー」

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